ふところには

2020年11月06日

猫がみてる。恋だろうか。いつもより乱暴な姿勢で、鼻を押し付けたから、驚かしたかもしれない。冬が近づいているから、町の音がよく聞こえる。あなたのことを思ってるのに、世界がどんどん天かすのように揚がっていく。商店街を歩いている。商店街を歩くのが好きだったから、安心して歩こうと思う。けれども意識は天井のない空や、蓋のない地面のほうに吸い寄せられていく。はじめ、僕は何だったのか。思うでもなく、誰かに聞かれるでもなく、だらっと横たわった大きな問いに枯葉や潰れたギンナンを足で刷り込んでゆく。不機嫌な風に見えるけれども、本当はうわついている。15号線にタクシが飛ばす。感情のない車とギンナンのにおいが、これから起こる生々しい出来事を覚悟しろと言っている。朝は17歳夜は70歳。手が動かないのが嫌で、つい...

十代がフラッシュバックするのはきっと週四日しか仕事がなかったり、実家でミニトマトを栽培したりするから。

天気があんまり晴れたから、悪口言ったりののしったりするのも忘れて、気持ちよく挨拶してしまった。

どこかに

2020年02月26日

私がひいてみたい曲を そのとき弾いている港の夜があるだろうか

まへる

2020年02月26日

かわいいだけでへっちゃらなんですう

生活

2020年02月26日

ほってり酔っぱらって路地のあちこちで光っている蛍と一緒に

2020年01月25日

下北沢の花売り娘 そばかす 京王線 夕焼け

暮れの大聖堂

2019年12月18日

みんなが寝たと思った。ペットボトルの水中置換装置、へんな装置で煙を五たび吸ったと思ったら、見回すと芯として。目の前に倒れた誰かの足にキスをした。顔を蹴った足の持ち主が、毛布を掛けてくれた、冬。あなたはだれ?

imanari tetsuo

 
CNDRL WORKS
Powered by Webnode
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう