墓参りのようなこと
①ユニック車で庭石を積みながら彼が帰ってきた。ユニックのディーゼルの音はすぐに近づいてきて、急ブレーキかけて着いた。キッチンからぼうっと外を見ていたら、車が突然、あ、っと窓を覆った。窓は開け放たれていて、砂ぼこり、入ってきた。遠くのアルプス山脈の景色が、車で遮られた。彼は、ただいま!と言って玄関からドカドカ入ってキッチンに来ると、彼のお嫁さんと僕がキッチンのテーブル席で、おかえり。迎える。彼はすごい速さで「どん平」を三つ袋から出して、どんべいかってきた!と言って、マル子、お湯!といって湯を沸かさせた。前夜も同じキッチンで飲みすぎて、三人ともあんまり寝てなくて、ほとんど寝ないで仕事に出た彼が昼休みに帰ってきて、みんなでどん平を食べ終わった。そのあと彼だけまた仕事に行った。見送って、二人で...