開いたばかりのお店たち
2024年07月26日
沖縄に行きたいんだということがわかった。
計画は、まだ何も無いけれど、そうかそういうことだったのか、と、唸った。次に行くのはいつだろうと思っていたら、そういうことだった。京都で始まって、今までゆっくりとうごめいている又サニーが、何を拾ってくるだろうか。訪れたい場所は、沢山ある。
時計を巻き戻して、どういう流れか、
出会えた人たちに、自分の、押し花のようになった作品をカバンから出して、渡した。
仲間と、沖縄、沖縄、と言っていた昨夜のこと。
沖縄、は、つまり、「しま」で、
私たちは島にいるのに、島に行きたい。
海を越えて島に帰った。昔、私は、島を出た。
伊江島の飲み屋で、今夜も、キリンの瓶を傾ける。「結局島が一番さ」って誰かが言った。
夏草にわたしの島は覆われ、新しい芽は、秋まではでてこないだろう。ウリのつぼみは膨らんで、色は濃くなる。日差しを受けて、それぞれの模様で答える。
オクノ修さんのライブを観に行った。
出番の前も、ずっと修さんは、入口からすぐのところに静かに座っていた。演奏が始まれば、鏡張りのステージに一人座って、時間を紡いだ。期待を背中に纏って、それを静かに脱いでいった。
色鮮やかなオフノートのCDたちが、物販に並んでいた。出会えた人たちに、自分の、押し花のようになった作品をカバンから出して、渡した。
朝から朝歩き疲れて、笑うと折れた肋骨がズキズキした。
宿泊先に戻ると、友人が寝ていて、
窓という窓、ドアというドア、
が、開け放たれていて、
西から東に、涼しい風が通った。