暮れの大聖堂
2019年12月18日
みんなが寝たと思った。ペットボトルの水中置換装置、へんな装置で煙を五たび吸ったと思ったら、見回すと芯として。目の前に倒れた誰かの足にキスをした。顔を蹴った足の持ち主が、毛布を掛けてくれた、冬。あなたはだれ?
冬の初めに訪れた友人の家は、もうなくなってしまう。取り壊されてしまう。見ればわかるあばら家だから、周りの者は喜んでいるかもしれない。この家から朝這い出して、タバコを吸ったり体操をしているとき、妙に楽しいんだけど、何にもやる気がわいてこない、それでもいいやと思ってソバをすする。そんな感じの朝が多かった。中島みゆきのキツネ狩りをLPできいた。ルーリードのブルーマスクをさらった。そんな時にばっかり、名古屋に来ていただけかもしれないけど、とにかく、僕は旅にでなければならない。ぼくは旅に出なければならない。
ティーカップを君は傾けた
そしてこっちを見た
こちらも挨拶にこたえたいから、カップを傾けて、
ティーとティーが水平線に在ることを確認した。
少しして、こっちのティーが少し低い。
あなたのティーが、さっきまで低かったのに。
おかしいね、無くなっちゃう。
なのになくなんない。
きっとだれかのいたずらだろ?
ぼくらいつまでこうしてる?
しめくくれ
しめくくれ
くくれめし
シティーポップ飽きちゃう
おれも
「越路のショートヘアにすべてがかかってる。ブラジルでもなんでもいい」
いつも断片的
すきなひととかいるの?